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2012年05月21日

4月市最高価格賞

今日と明日、平戸口中央家畜市場で牛のセリ市が開催されます。

先月の4月市、うちが出荷した牛が雌の部門において最高価格で取引されました。
そして本日、牧場主が賞を頂いてきました。


雌牛の部 611,000円

この賞が目標で牛飼いをしているワケではないですが、やっぱり励みになりますね(*^.^*)

明日うちの牛を出荷します。
楽しみです(≧▽≦)


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posted by shell at 18:25 | 長崎 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年05月06日

もーちゃんデビュー

昨日三男はもーちゃんデビューしました(*'∀`*)v

もーちゃんというのは、牛のことです。
天気もよかったので、お散歩がてら初めて牛舎に行ってみました(*^-^)

自宅から牛舎まで車で行くと1、2分で着く近距離なんだけど、昨日のお散歩では45分かかりました汗
往復で1時間半。靴擦れも出来た。
近場と思ってなめとったじぇ…(´Д`;)

でもまぁ道中あちこちの虫たちをカメラ撮影しながらだったから、楽しかったけどね音譜

牛舎に着いて、まず三男が見たのが放牧地の牛たち。


「おっおっ!」と興奮した雄叫びを聞けると思ったら、「…?」って顔してる。

あぁ、多分牛って気付いてないな(笑)

牛たちはリラックスしてその場から動かないし、背後の林と同化してたので、ただの真っ黒い岩かなんかと思ったのかな。
ならば動くもーちゃんを見せてみよう♪と牛舎の中へいざ!


「…!」
あっ、三男の顔が固まった!(笑)
でも怖がってはいない様子。
もーちゃんがみんな見てるね〜♪




「べろ〜んラブラブ
三男の写真を撮るのに夢中になってたら、背後を油断してた(笑)




赤ちゃんもーちゃんも三男を見てるよ♪


いろんなものに興味を持つのは、人の赤ちゃんも牛の赤ちゃんも一緒ね(^^)

ベビーカーから牛を触ろうとして手を伸ばしてた三男。
動物を怖がらないタイプのようだから、これからが楽しみです。
いろいろな生き物を見せたいなぁ合格

あっそうそう!
5月5日のこどもの日に記念すべき第1歩を歩みました!
長男が1才3ヶ月、次男が1才4ヶ月に歩いたのでまだまだかなぁなんてのんびりしてたら、1才1ヶ月で一歩目クリア!

一歩目が左足。
二歩目は右足がでるところをまた左足を出したので失敗。

こりゃ当たり前体操を教えないといけないかな(*・ω・)ノ(笑)

Androidからの投稿

posted by shell at 08:11 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年03月15日

青色確定申告に挑戦!

すっかりブログ記事もご無沙汰になってしまってますねぇ(´・ω・`)

この春次男が小学校卒業ということで、なにかと気ぜわしい毎日を送っています。

三男は私にしがみつきまくりなので、どこに行くのもおんぶばかり。
妖怪すねこすりのように足にまとわりつかれ、家事がなんにもできないので家の中でもおんぶばかり。

そのためかこの前プチショックなことがありました。

あるショッピングセンターで子供用の可愛いカートがあったのです。
今はいろいろなデザインのカートがあるんですねぇ!♪

「こりゃチビも喜ぶぞラブラブ〜」とそのカートに乗せたらギャン泣きビックリマーク

どうやら怖いらしい…汗

なのでからっぽの幼児用カートを押しながらおんぶして買い物という、へんてこな格好で買い物をしてきました。
えぇえぇ、可愛いカートの中でキャッキャ喜ぶ我が子と軽やかに買い物するのを夢見たアタシがバカだったよ…。゚(T^T)゚。



今も1人でご機嫌に遊んでるので久しぶりにブログでも…とパソコン開いたら、
( ゚д゚)ハッ!とこちらに気づき、泣きながら私の足にしがみついてきました(笑)

なんでやぁ、なんでパソコンに対抗意識燃やしてるのかがわからん…


そんなこんなでなかなかパソコンに向かうこともできない日々なのですが、その状況にあえて立ち向かうように今年から青色確定申告を頑張ってみようと思いました。

いつも白色申告をしていたのですが、あまりの税金の高さに口あんぐり(@ ̄Д ̄@;)
田中畜産の経営見直しの必要性を痛感しました。

といっても、簿記関係はまったくわからないし控除とかの意味すら??な状態でのスタートですからねぇ。
先が思いやられますが、無職の私がいまできることは経費節減です。
いや、無職じゃないな。自宅警備員です(`・ω・´)キリッ

というわけで、経理専用パソコンを29,800円で購入しました。
acerのノートPCです。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

このPCは最大システムメモリーが2GBになっていますが、8GBまで乗せられるとどこかのサイトでみたので、4GBメモリーを2枚3,000円で購入。
早速入れ替えてみました。

裏ネジを全部はずし、がっぽり裏蓋を外します。
2GBが1枚乗ってる状態。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


これが4GBを2枚乗せた状態。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

ちゃんと認識しました。
メーカーでは最大メモリーが2GBとうたっているので、これでもし壊れても保証してもらえません。
自己責任ということですね。

メモリーをパワーアップしたお陰で立ち上がりも早くなり、動作もキビキビしかなり使えるパソコンになりました。
経理専用だけではもったいないくらい(笑)

さあて。
次は農業用会計ソフトを探そう。
医療費控除もしたいしな。

青色申告も一回してしまえば勝手がわかると思うのですが、最初の1年。今年ですね。
今年がかなりきついと思います。
畜産経営者のための青色申告の手引き―平成20年度税制改正対応/森 剛一

¥3,000
Amazon.co.jp

この平成22年度制度改正対応版も購入したし、いろいろ調べながらがんばろうと思います!



あぁでも季節は春なんだよなぁコスモス
いろいろな生き物たちが動き始める季節です。
パソコンばっかり向かうのもほら三男も嫌がるし、目にもよくないし、気分転換に自然を満喫しながら経理も取り組むことにしますビックリマーク合格

posted by shell at 10:02 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2011年08月17日

東国原前県知事とのバトル??

さぁて。


なにをどう思ってこの本を書いたのか?






実名小説 口蹄疫レクイエム 遠い夜明け/山田 正彦



¥1,890

Amazon.co.jp


山田前農林水産大臣が口蹄疫の本を出版したことを知って、まず最初に私が思ったことです。




口蹄疫まっただなか。




誰もが混乱に陥っていました。




私たち畜産農家も対岸の火事とは思えず、テレビや新聞では知ることのできない情報はネットでこまめに情報収集し、息が詰まる思いで見守っていました。






ワクチン接種への道のり。


種雄牛をめぐる国と県との対立。






誰もが混乱してたとはいえ、同じ決断を下すにしてもハートがあるかないか、で発する言葉の温かみが違ってきます。


立場の違いで考え方が違うのは当然のこと。




でも真摯に向きあい、ぶつかり合い、お互いの妥協点を探りあう。


そういう姿を国民が見ることが出来ていれば、もっと受け止め方は違ってきたでしょう。




でも山田前農水相なりの捉え方があったのかもしれない。

彼なりに何をどう考え、決断し、口蹄疫に向かい合ってきたのか。

マスコミからは流れない、ほんとのところを知りたい。



Amazonでのレビューが散々な本書でしたが、読んでみなけりゃわからない。


というわけで、購入を決めました。





まず率直な感想から述べさせてもらうと









ずるいな





です。




実名小説いうことで本人も「山田」という名で登場します。


本の帯には「衝撃のノンフィクションノベル!東国原前知事とのバトルに迫る!」なんて書いてあったので、


どんなバトルが繰り広げられるかと思ったら、あれ?出てこん…




県知事の登場があまりにも少ない。


「山田」と県庁職員や市長、農家との会話は「ですます」調なのに、県知事との会話は「」の中に単語が羅列しているだけ。わかりやすく表現すると英文を和訳した感じです。




本当にお互いこんな風に言いっぱなしの会話をしたのかしら。




それとも県知事との会話を書くのも嫌なのかしら。




バトル云々以前に、県知事が眼中にない印象を受けました。






東国原知事の涙の会見についても、「えっ?」というような感想が書かれていました。




大臣という立場の人がこんな風に腹の中で思いながら口蹄疫に取り組んでいたのか…




口蹄疫がここまで被害が広がったのは、県知事の危機的認識がなかったから。


それに尽きるようです。


県知事を批判的に書くことにより、国の方針と「山田」を正当化しようとしたのでしょうが、なんかしっくりこないものが残ります。




こんな風に県知事を思っていたのなら、歩み寄れるものも寄れなかっただろうなぁ…。






でも口蹄疫が始まってからの流れは非常にわかりやすく書いてあります。




あと読んでいて気になったのですが、スーパー種雄牛「忠富士」の説明に、




忠富士の父親は安平の子、母親もその安平の子になるので近親相姦の顕著な例にあたとありました。




牧場主も「ここ違うよねぇ」ということで、忠富士の血統図を引っ張り出してみましたよ。




忠富士の父親は平茂勝。2代祖は安平。3代祖は第20平茂になります。




ちょっとややこしいのですが牛の血統は母親をベースにさかのぼります。


父親はそのまま父親、2代祖は母親の父、3代祖は母の母の父になります。




この忠富士の説明では、母親(みふく2の4)は安平の子であり、母親の説明はあっているのですが


父親の部分が違うような気がします。




父親は平茂勝。


平茂勝の父は第20平茂で、2代祖は宝勝、3代祖は福花5です。




うーん、どこに安平がでてくるのだ??どうして忠富士の父親は安平の子という表現になったのだろう。


でも山田前農水大臣も調べて書いただろうしなぁ…私の読解力が足りないだけかもしれないし。




血統に詳しい方、もし私の指摘が間違っていたら教えてください。


早急に訂正いたします。




他にも突っ込みどころはあるのですが、そんなこんな指摘してもタイトルにあるように「実名小説だよ、これは。小説。」と言える。




だからずるいと感じたわけです。


逃げ道を作ったような感がしてなりません。






レクイエムー鎮魂歌 




現場ではまだ口蹄疫は終わっちゃいません。


その残した爪跡に苦しんでいる人がたくさんいます。




被害を受けた方々に補償も終わり、みんなが未来に向けて歩きだせるようになったときはじめて、このタイトルが意味を持つのでしょうね。


posted by shell at 22:29 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2011年06月17日

「屠場」ヒトがヒトである場所

長崎新聞に紹介されていたので、早速購入しようと探してみました。

屠場/本橋 成一

¥2,940
Amazon.co.jp

Amazonでは品切れ。
出版社でも品切れ。

えぇ〜?!
2011年3月発行で、もう売り切れちゃったの??

一般ウケしない内容の本だと思うのに、そんなに好評なのかなぁ。
それとも版数が少なかったのか。

いろいろネットで探しまくり、プレミアがついた価格でなんとか購入することが出来ました。


題名は「屠場」。
私たちは「とじょう」というのですが、このタイトルは「とば」と読みます。

屠畜場とか食肉センターなどといわれている場所の写真集です。
ウシを屠殺しているところや解体しているところのモノクロ写真が、ページをめくるたびに淡々と目に飛び込んできます。

パラっと目を通した時、まず最初に少し憤りを感じました。

なぜって、なんでこんな昔の屠場(20年ほど前)、しかも非衛生的に感じられるような写真をいま公開したのだろう。
今はもっと衛生的に厳しくクリーンな環境なのに、これじゃあマイナスイメージじゃないか!!ってね。

10年ほど前に佐世保にある食肉センターに見学に行ったことがあります。
解体場は見れませんでしたが、それでも予防衣を着て帽子もかぶり、長靴にはきかえて案内されました。
しかしこの写真集にある屠場は、壁は血しぶきで汚れ、職員はTシャツにビニールエプロン、解体テーブルも血や脂まみれ…

たぶんこの写真集を見て具合が悪くなる人もいるでしょう。


次は隅から隅までじっくりと眺めてみました。

するとね、私が最初に感じた思いは、この本が伝えたかったこととまったく逆のことだと気付きました。

確かにこの写真集を表面だけ見れば、

険しい顔つきでウシの額に銃を向ける作業員。
内臓を分離していくおばちゃん。
コンテナに積まれているウシの頭蓋骨。

ここの作業員たちは平気なんだろうか…。
毎日ウシを自分の手で殺し、解体し、枝肉にしていく。
普通の人なら精神的にどうにかなりそうだ。

私たちでさえ、目を閉じたくなるようなシーンが満載です。


でもカメラが写し撮ったそのシーンの奥に潜む、微かな息遣いを感じ始めたとき、この写真集の存在意義がわかったような気がしました。

屠殺人というだけで、世間から差別されてきた作業員たち。しかし彼らのなんと眼光鋭いことか。
それは自分たちが食を預かっているというプライドからくる、職人の目だ。

大きな巨体を前に、銃をウシの眉間に突き付ける。
少しでも急所を外したら、暴れるウシによって自分の命が危ない。

ダイナミックかつスピーディーに、少しも無駄な動きがなく、「いのち」が「食肉」へと替わっていく。

そうなのだ。
命の尊さを、彼ら作業員が一番わかっているのだ。



この静かな写真集から、作業員たちの荒い息遣い、ウシの咆哮、ガチャガチャという金属音。
様々な音が目から響いてくるようです。
まさにここはいのちといのちのぶつかり合いの現場。


冒頭に書かれていた言葉。
「食するために他の生きものたちは命がけで闘う。せめて人間が食するものは人間の手で殺すべきではないか。それが相手に対する礼儀ではないか。」

長い間職業差別に苦しんできた屠殺員たち。
その屠殺員と話すうちに感じた、著者の言葉です。

万人に薦められる写真集ではないかもしれませんが、少なくとも畜産農家は是非見ておいた方がいい写真集だと思いました。

posted by shell at 15:07 | 長崎 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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