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2012年10月30日

第10回全国和牛能力共進会行ってきた!

メイン会場ハウステンボスに28日(日)に行ってきました!

ハウステンボスまでの道が混むだろうから、佐世保駅からハウステンボス駅まで電車で行きました。

初めて乗る電車に三男は大興奮…いや。彼は電車ってのをまだわかってない。電車に乗っても乗ってなくても常に落ち着きが無いのだ。

座席の後ろに立ってるおねぃさんラブラブに「ばぃばい♡」したり、後ろの座席のおばさまきらきらに「ばぁ!」としたり、走ってる電車の中を歩く!と言って泣いたり・・・。

昨日(27日)に三男が発熱して保育園を早退してきたので、全共(全国和牛能力共進会)に行けるかどうか不安でしたが、これはもう不安通りこして「頼むから少し静かにしていてくれ!」と祈りながらの旅でした(笑)


さぁ!ついたぞ!
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

早速会場に向かいますが、なんとまぁ人が多い多い!
生月に住み始めてからは、こんな人混み滅多に出会えるものではありません。

チョロ松三男坊を背中にがしっと括りつけ、とりあえず会場内をぐるぐる回ってみます。



審査会場テントは満席で入れず…。外には大型スクリーンでテントの中に審査の様子を映しだしてくれていましたが、大型スクリーンが小型スクリーンに思えるほど遠くでしか見れませんでした。
↓どれがスクリーンかわかりますか?

$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


かさべこ君と一緒に写真を撮りました(^^)
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


って、かさべこ君切れてるしっ!!

長男にカメラマンになってもらい撮ってもらったのに、三男坊をメインにした彼は肝心なかさべこ君は切れてるし次男は肩しか写ってないし、隣でポーズ撮ってた私なんかかけらも写っちゃいない…。

ん、まぁいいです(TωT)


実は今回はもうひとつ目的がありました。
私の経理のお師匠様、BikkiファームのBikkiさんにお会いすることです!

私が青色申告をするにあたり農業簿記ソフトを探していたところ、Bikkiさんが作成したソフトに出会い、使わせていただいている御縁です。
山形県で置賜和牛改良組合組合長をされていて、同じウシ飼いです(^∇^)

10年前までは全国のウシ飼いさんと知り合うなんて殆ど無かったのですが、最近は農家さんもネットの活用で情報交換の場が増えてきましたね♪
私がウシ飼いを始めてから「畜産業は閉鎖的」と感じた第一印象は、いまはもう過去のものになりつつあります。

記念撮影です♪
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



って、次男!私の前に顔もってくるなって、EXILEかっ!

あ、私が反対側にずらせばよかったのか…。


そんなこんなでバタバタとした出会いでしたが、Bikkiさんありがとうございました!
申告でまたお世話になります。よろしくお願いいたします!


さてお昼になったものの、全国の和牛肉が食べられるブースも人がいっぱいで行列だらけでした。小さい子連れて行列に並ぶのは、想像以上に体力気力を使います。

私たちは牛肉は諦め、会場の隅っこでシートを引いてBikkiさんから頂いた佐世保バーガー←助かりました(笑)をぱくつき、家族におみやげを買って帰途に着きました。


長男と三男。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

いつかゆっくりとハウステンボスに遊びに来たいですね♪
三男も気持ちよさそうに徘徊してました(´∀`)


肝心の結果ですが、長崎県頑張りました!!

社団法人 全国和牛登録協会のページに詳しくありますが、審査には区分があって全部で1区〜9区まであります。


【第1区】
優等賞1席 大分県
優等賞2席 岩手県
優等賞3席 長崎県

【第2区】
優等賞1席 宮崎県(43号)  
優等賞2席 宮崎県(36号)  
優等賞3席 鹿児島県(48号)

【第3区】(若雌の2) 
優等賞1席 宮崎県(58号)   
優等賞2席 宮崎県(55号) 
優等賞3席 鹿児島県(66号)

【第4区】(系統雌牛群) 
優等賞1席 宮崎県  
優等賞2席 大分県
優等賞3席 宮城県

【第5区】(繁殖雌牛群) 
優等賞1席 大分県(187〜190号)   
優等賞2席 宮崎県(191〜194号) 
優等賞3席 鹿児島県(195号〜198)

【第6区】(高等登録群) 
優等賞1席 鹿児島県  
優等賞2席 宮崎県
優等賞3席 鳥取県

【第7区】(総合評価群) 
優等賞1席 宮崎県  
優等賞2席 鹿児島県
優等賞3席 長崎県

【第8区】
優等賞1席 長崎県(出品番号85〜87)
優等賞2席 秋田県(出品番号79〜81)
優等賞3席 岐阜県(出品番号46〜48) 

【第9区】
優等賞1席 宮崎県(出品番号108)
優等賞2席 熊本県(出品番号126)
優等賞3席 岐阜県(出品番号120)

種牛の部 第7区宮崎県と、肉牛の部 第8区 長崎県が名誉賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。


7区の総合評価群は平戸の牛達が出品されました。

本当に凄い!
出品者のプレッシャー、苦労はなってみた者でないとわからないくらい大変なものだと思います。
周りの畜産農家は自分たちのウシの世話をしながら出品者をフォローしあい、なんとか本番を迎えました。
平戸地域で送り出した牛達が、畜産王国宮崎・鹿児島に食い込めたことがすごい!

特に宮崎の口蹄疫を乗り越えてからのこの成績は、見事としかいいようがありません。
口で「見事」と言うのは簡単ですが、その裏には多くの涙があり苦渋があったでしょう。

それでもあきらめず、少しづつ少しづつ、一歩一歩あゆんできた結果がここに現れたと思います。しかもこれはゴールではありません。

これからです。



平戸牛もこれからです。

ここで質を落とさずに、良い牛を作り続けるために努力を絶やさない!

さぁフンドシ締め直して、頑張るぞ!




↑牧場主がね(^▽^;)

私はフォローにまわります…。

posted by shell at 08:55 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年10月25日

第10回全国和牛能力共進会 開会式

始まりましたねぇ!

全国和牛能力共進会長崎大会!

本日10月24日から29日までの5日間、佐世保ハウステンボスメイン会場、島原会場で開催されます。

うちの牧場主が開会式に出るためを見に行くために、ハウステンボスに行ってきました(*^ー^)ノ


写真を撮ってきてもらったので、詳しい説明は出来ずに申し訳ないですが開会式の様子をアップしておきます。

常陸宮殿下御夫妻も出席され、おことばを述べられています。
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

写真掲載の順番は行進の順番とは違います。バラバラでごめんなさい。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


青い服が長崎県勢です。
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


横断幕を準備して、開会式に臨んだ諸々の県の方たちの気持ちを思うと、胸が詰まってきました。
長崎県のウシも頑張ってもらいたいけど、他の県のウシも応援したいです。
というか、農家さんたちを応援したい!

28日に家族でハウステンボスメイン会場に行ってきますので、また詳しい報告は後ほどしますね(^^)

posted by shell at 21:39 | 長崎 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年08月22日

農業新聞に載った!

先日の農業新聞の九州版に、田中畜産牧場主が載りました♪

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

家じゃ絶対しないようなチョー笑顔ですよ(笑)

ほんと、夏の暑さは牛も堪えるだろうなぁ…。全身真っ黒だしねぇ汗

現在は稲刈りとワラ取り時期に入り、1年のうちで一番忙しくてキツイ時期になりました。



畜産農家の皆さん、ウシの体調も気がかりですがご自分の体調にも気をつけながら作業をお願いします。

「わかってるさー!」と思っていても、どうしても作業の行程上や天気の都合で無理しがちな職業です。


外仕事のプロは、自分の体調変化にも敏感であって欲しいと願います。




どうか今年の夏も農家の皆さん、田中畜産ファミリーが無事に乗り切れますように。

posted by shell at 16:17 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年07月05日

中学生職場体験 初受け入れ

生月中学校では毎年2年生がいろいろな職場体験をしています。

うちの牧場は今年初めて中学生を受け入れることにしました。
3日間あるうちの1日だけですけど(^-^;

だいたい毎年、畜産関係の職場は人気がありません。
他のところ希望してたのに回された〜なんて話も聞きます(苦笑)

確かにキレイな職場ではないし、クーラーなんてないし、くさいし、お客様もいないし、まさに自分との闘い的な職場ですからねぇ(笑)

誰か来てくれるかしら…と気になっていたら、なんと2人も来てくれました!

嬉しかったので、牧場主のアイデアでお昼に平戸牛バーベキューをサービスする事にしました。
お弁当も持ってきているので量は少しだけだけどね(^^)

あ、ちなみに平戸牛サービスは今年たまたまですよ(笑)
ちょうどタイミングよく冷凍していた平戸牛肉があったからね(*・ω・)


「あそこに職場体験行くと平戸牛タダで食えるぜ!」
「マジで?!行く行く!」

と希望者が殺到しても困るので(←取り越し苦労)、平戸牛はオプションで付けられるとか誤解しないでねー!

先ほど野菜と肉を牛舎に持っていったら、牧場主が「あいつら肉食えんかもなぁ…」とボソッと。

どうやら去勢を見学したらしいです。
「見たくなければ見なくていいよ」と声かけたけど、興味の方が強かったのかしっかり見ていたとのこと。

あぁ、それでさっき中学生たちに「頑張ってる?」と声かけたとき顔が青ざめてるように感じたのかぁ。
ゲンナリしている印象でしたもの。

それですぐ焼き肉っていうのもキツイでしょうね。気持ちの整理がつかないかも。


でもそこまで含めて体験して欲しい気もします。

ヤッパリ中学生たちにはガツガツ食べて欲しいな♪

平戸牛、美味いから遠慮せんでたくさんお食べよ!
あ、量はそんなないけどね(^-^;


Android携帯からの投稿

posted by shell at 11:33 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年05月22日

目を背けてはいけないもの

先日Facebookでつながりのある方がアメリカのある動画を紹介していて、非常に考えさせられたのでこちらでアップしようと思います。

残虐なシーンがありますので、苦手な方は気分が悪くなられるかもしれません。
強制はしません、動画視聴は自己責任でお願いいたします。

ナレーションは、映画「ベイブ」の農場主役をやった、ジェームズ・クロムウェル。
彼は菜食主義者です。




畜産現場を知っている人が観れば、この動画がうさん臭いのは一瞬でわかるでしょう。
ある箇所は事実であり、ある箇所はヤラセ。

えっ?当たり前なことだけどどうしてこういう表現になるの?と不思議に感じるところもあるでしょう。
現場の方が観ると憤りを感じると思います。ですが私はその憤りは心配していません。

私が危険と感じているのは現場を知らない方たちがこれを観て、これがすべてだと信じこまされることです。

ドキュメンタリー??映画「ザ・コーヴ」に似た匂いがしますね。
タイトルが「虐待」となっているところからして、意識誘導でしょうねぇ。



この動画では家畜たちが肉になるために屠殺される様子が映し出されています。
それをナレーションがいかにも非道的・残虐的な行為かを暗いBGMとともに語っています。

屠殺方法に違いはあれど、その部分は事実です。

以前私が書いた記事「屠場」ヒトがヒトである場所で紹介した「屠場」という本に載っているものと同じです。
屠場/本橋 成一

¥2,940
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同じなのになぜ片方はうさん臭さが漂い、片方は厳かさが漂うのか。

そもそも家畜と愛玩動物を混同しているからヘンテコになるのです。
突っ込みどころ満載ですよ、この動画。

子牛を蹴るか?普通。
私たちは子牛を売ってなんぼですよ。蹴ることに何のメリットもない。


言いだせばきりがないのでこの辺で辞めとこ。


少し鼻息が荒くなってしまいましたが、私は動画制作者を責めるつもりはありません。
菜食主義も自由です。


なぜ私がこの動画をここで載せたのか。

それは皆さんに、自分の口に入れる「いのち」を自分の感性で感じる力を養ってもらいたいからです。

この動画をみて「信じられない!こんなことが…」「もう肉は食べません」という声があって当然だと思います。
そういう声があるたびに、現場と消費側の壁がまだまだ高いことを感じます。

食されるために生まれてきたいのちと向き合っている私達がまずは「食といのち」に向き合わなければいけませんね。

posted by shell at 17:20 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 牛飼いの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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