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2014年02月16日

タカの巣防護柵&ホタルの里環境整備

2月15日、久しぶりにふるさと探検隊に行ってきました。

暴風雨かと思えば、汗ばむような陽がさしてきたりと目まぐるしい天気の中、塩俵の断崖〜大バエ灯台の遊歩道からミサゴ(タカの一種)の巣が見えないように防護柵を作りました。


遊歩道から見えないようにするには理由があります。

人間からすると
「壮大な海を眺めながら遊歩道を歩き、そこでタカの巣が目に入る。なんとタカが子育て中だった!」なんて光景は滅多に見られるものではなく、とても貴重な体験だと思います。

それだけで観光のウリになるかもしれません。

しかしタカはとても目がいい動物で、例えば抱卵中に人間がこちら(巣)を見ていることに気付くと、抱卵を止めてしまうそうです。

ミサゴは環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。
ミサゴの子育てを多くの人に見てもらいたい気持ちはあるのですが、ミサゴが卵や雛ごと巣を捨ててしまう事は避けたい。

という理由で、ふるさと探検隊では毎年目隠し(防護柵)を設置しているようです。



みんなで竹を切っているところ。




現場に行き、切ってきた竹を設置していきます。





防護策を設置していると、頭上にミサゴ発見!





ピンボケですいません。よーく見ると魚を持っています。






少し離れたところの観察場所。




ミサゴからばれない様に迷彩柄でカバーしています。
春になったら全身迷彩服で忍んできます。カメラも迷彩柄にペイントしようかな。
ついでに顔も塗っちゃおう!絶対にバレてはいけないのだ!



防護柵を設置した後は、お弁当を食べてホタルの里へ。

神の川の壁岸がコンクリートで覆われているので、ホタルの幼虫がサナギになるための土がありません。

そこで土のうを設置して、サナギになる場所を作ってきました。





この土のう袋には種が埋め込まれていて、水分を含むと発芽します。
植物が芽を出し根を張ると土と根が絡まり、水を多く含んでも土が流れてしまわなくなるそうです。
すごいですね、思いついた人素晴らしい!




これらの土のうをすべて神の川壁岸に設置します。










川の底を見ると、カワニナ(貝の一種)が這った跡があります。
迷路みたいだな☆





チビも水に興味あるようで、棒でパシャパシャ水面をたたいています。
見てて寒いよ〜(笑)




決して良い天候とはいえない中、寒さに凍えながら参加した子供たちも頑張り、作業が終わりました☆




帰りにカマキリの卵発見。

オオカマキリの卵




チョウセンカマキリの卵(?)





なんとなく春が待ち遠しくなったなぁ(*^^)
楽しみだなー♪

posted by shell at 15:19 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさと探検隊&諸々体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年12月29日

ホタルの悲劇

生月にある神の川(こうのがわ)は、知る人ぞ知るホタル乱舞スポットです。

小・中学生対象に行われている「ふるさと探検隊」では、毎年春ごろにホタル観察会が行われています。ホタル

このブログでもホタル観察について記事を書いていましたね。
2010年5月の記事→変わらぬ光【ゲンジボタル】
2012年5月の記事→ホタルの観察会


観察会自体は以前から行われていましたが、アメブロ開設以前なので記事になってないです^_^;
途中2011年が抜けてるのは、三男出産と重なったため観察会をお休みしたためです赤ちゃん 2








ゲンジボタルの幼虫です↓



神の川は水生生物観察もおもしろいです。
清流指標のプラナリアは残念ながらいませんが、生活排水が少し入り込むような水にホタルのエサになるカワニナ(貝の一種)が生息するので、ホタルも山の上流の清流よりは里村に近い川で見られます。

ムカデに似たヘビトンボの幼虫もメカニック的容姿がたまりませんラブラブ
ヘビトンボの成虫はもっとすごいらしいですよ!
メカ風グロらしいです!これはぜひ見てみたい!


ちなみにプラナリアってなに?という方のために、プラナリアを描いてみました。







マジでこんな感じデス(笑)
ほんとに。
本物見てから描くと、誰でもこんな感じに出来上がります(笑)

このプラナリアは私の萌え生物ランキング、不動のナンバーワンです。
1年ほど飼育にも成功しました。
切っても切っても死なないという無敵感を醸し出しつつ、ちょっとしたことで溶けちゃうという
脱力感も兼ね備えています。




あ、話がそれました。

実はこの愉快な生物たちが棲んでいる神の川について、ショッキングな情報がつい先日入ってきたので、現場に足を運んでみました。







( ̄□ ̄;)!!











えっ?えっ?


ホタルは春〜初夏に点滅しながら伴侶をみつけ、水辺の湿ったコケや水草に卵を産みます。
孵化したら水の中でカワニナを食べながらすくすくと成長します。

そして春ごろ湿った土にあがり中でサナギになって成虫になる準備をします。


今は川の中で幼虫時代を過ごしています。
春になって、さぁサナギになるぞってこれじゃサナギになる場所ないじゃん!!

サナギになれないならどうやって成虫になるんだい?
成虫になれないなら卵も産めず。


工事している業者の方々を責めるのは的外れです。
ただこの工事について検討する段階で、どうにかならなかったのか疑問ばかりが頭に浮かびます。




工事現場のすぐ脇に立てられているホタルの看板。

「看板頑張れ!思いっきり『ここはホタルのふるさとだ!』と主張してやれ!!」
と言わずにはいられませんでした。


posted by shell at 09:24 | 長崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさと探検隊&諸々体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年07月07日

虫捕り

先週の日曜日(6月30日)、ふるさと探検隊に三男と行ってきました♪

1週間前のことなので記憶が薄れつつありますが、とっても楽しかったので早く記録に残しておかないと。

三男の成長も日々実感しているので、
「この頃はこんなに小さかったのねラブラブ」と数年後先にこのブログから回想に浸りたいし(^^)

というわけで、曇天の中虫捕りと川の生き物観察に出発です!


最初に山頭草原に行きました。
着いた途端に降りだした雨…

行き先を変更しようとみんな車に乗り込んだ途端に小降りになり、そのまま山頭草原を登ります。

いっちょまえに虫捕り網を持って、勇んで歩く三男。
列の真ん中のチビッこぃのがそうですにひひ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


雨天なのであまり虫もいなかったのですが、最初に出会ったのは
ツマグロヒョウモン♀。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


ヤマトシジミ。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


雨が止んでからはかなりトンボも飛び始めましたが、捕まえることが出来ず。
体の重さを痛感しました…汗


茂みを抜けて、山頭草原の頂上に向かいます。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


牛がのんびりと草を食べています。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


「うっしゃっしゃ♪」
とはしゃぎながら歩く三男。
すごいぞ!すごいぞ!
足元が悪い中、お気に入りの長靴でガシガシ登ります。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


途中で見つけたへんてこな生物。
牛糞から生えています。
これなんだろう…初めて見ました。
キノコの仲間?キノコ図鑑を見ましたが、さっぱりわからず。
中に雨水が溜まっています。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

高さは2cm前後、キレイな円錐状をしています。
中は薄い紫色、外側は基本茶色、毛が密集しています。
どなたかわかる方はヒントでもいいので、是非教えて下さい!
このままだとモヤモヤします(T▽T;)



頂上につきました!
遠くに生月大橋が見えます。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



またまた見つけました!
いやぁ、牛糞はお宝箱ですね!!

これはなんの幼虫だろ。
じっくり見ようと糞をほじっても、かなりのスピードで潜っていってしまいます。

幼虫のお尻だけパシャリ。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



途中で疲れてグズった三男も、頂上でアイスをもらい体力復活!
列のシンガリをしっかりと守りながら(笑)、歩いて草原を降ります。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

でも途中でパワーダウン。
結局私がおんぶして山頭草原を降りました。


昼からは神の川で川の生き物観察だったのですが、着いた頃には三男が車の中で寝てしまっていて、私も一緒に車でお留守番。

目覚めた時は観察会も終わる頃だったので、川の生き物の写真は撮れませんでした。


虫の種類はあまり多く観察できませんでしたが、我が子の観察がゆっくり出来たからとても充実した日でした(^^)

この夏、息子に虫捕り網と虫かごを買ってあげよう♪



自然から教わる事ってとても多いし、こういう環境に恵まれていることはこの子にとって財産です。

育児を自然に任せない手はないでしょう!
子どもは勝手に自分で学びます。

体は疲れたけれど、心は元気をもらえた1日でした合格

posted by shell at 07:40 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | ふるさと探検隊&諸々体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年06月01日

ホタル観察会

5月25日、ふるさと探検隊でホタル観察会に行ってきました。

19時ごろから生月町博物館「島の館」にて金子館長のホタルレクチャーを受け、ホタルが飛び始める頃を見計らって神の川(こうのがわ)に出かけました。

参加人数は40名を超えていましたアップ


ふるさと探検隊に参加し始めて8〜9年くらいになりますが、最近チビッコたちが多くなってきています(^^)

最初の頃は子供の参加5名とか、「おっ、今日は多いな」と思ったものです(笑)

小学校1年生だった長男と、年中だった次男。
すぐチョロチョロして迷子になる次男をみんなで見守ってくれながらの活動でした。

ふるさと探検隊初期の子供たちは中学・高校と大きくなっていき、新しい子供たちがどんどん活動を引き継いでいます。
側で見ていると目頭が熱くなってきますよ。゚(T^T)゚。


そんなこんなで私もチビと長男を連れての参加です。



肉眼でもうっすらと景色がわかるくらいの明るさの頃、ホタルが飛び始めました。

$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



奥で光っているのは風車です。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



最初の頃はシャッター速度2分で撮影してましたが、途中から3分に延ばしました。

辺りが暗いので、ピント合わせが難しかったなぁ。

いつもは生き物を図鑑的日の丸構図で撮ってばかりなので、情緒的な作品にものすごく憧れます(´∀`)

posted by shell at 06:54 | 長崎 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | ふるさと探検隊&諸々体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年04月29日

磯の生き物観察

とってもいいお天気の日曜日、ふるさと探検隊に行ってきました(^^)

今回の活動は磯の生き物観察会です。

$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


2歳になった三男も連れて行ったので、行動範囲は限られましたがそれでもいくつかの生き物たちに出会えました。
その中でもほんの一部を紹介しますアップ

ベニボヤ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 




オトメガサガイ
石の上に乗っかってます。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



イシダタミガイ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



ニホンクモヒトデ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

ニホンクモヒトデの裏側
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



ケヤリムシ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

赤い部分が海の中ではこんな風になります。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



アメフラシの卵塊
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



ミズヒキゴカイ
白いイトミミズみたいなものがエラで、餌を集めています。
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


ウスヒラムシ
こういうタイプ大好きです(笑)
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

石の先からビヨーンと伸びてるところ。
2つの点は目ではなく、触覚ですラブラブ
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 




イソクズガニ
海藻を振り回してました(笑)
$風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


もっといろいろな生き物を見つけたかったのですが、三男がオネムモードに入り
海でギャン泣き!(´Д`;)


「ヒザラガイは磁石にくっつく」というレア情報を頂いたのでその実験もしたかったのですが、
肝心な磁石を忘れてしまったこともあり、その日は帰途につきました。

ヒザラガイ実験は後日行なってみようと思います!!

posted by shell at 15:53 | 長崎 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | ふるさと探検隊&諸々体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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