暴風雨かと思えば、汗ばむような陽がさしてきたりと目まぐるしい天気の中、塩俵の断崖〜大バエ灯台の遊歩道からミサゴ(タカの一種)の巣が見えないように防護柵を作りました。
遊歩道から見えないようにするには理由があります。
人間からすると
「壮大な海を眺めながら遊歩道を歩き、そこでタカの巣が目に入る。なんとタカが子育て中だった!」なんて光景は滅多に見られるものではなく、とても貴重な体験だと思います。
それだけで観光のウリになるかもしれません。
しかしタカはとても目がいい動物で、例えば抱卵中に人間がこちら(巣)を見ていることに気付くと、抱卵を止めてしまうそうです。
ミサゴは環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。
ミサゴの子育てを多くの人に見てもらいたい気持ちはあるのですが、ミサゴが卵や雛ごと巣を捨ててしまう事は避けたい。
という理由で、ふるさと探検隊では毎年目隠し(防護柵)を設置しているようです。
みんなで竹を切っているところ。
現場に行き、切ってきた竹を設置していきます。
防護策を設置していると、頭上にミサゴ発見!
ピンボケですいません。よーく見ると魚を持っています。
少し離れたところの観察場所。
ミサゴからばれない様に迷彩柄でカバーしています。
春になったら全身迷彩服で忍んできます。カメラも迷彩柄にペイントしようかな。
ついでに顔も塗っちゃおう!絶対にバレてはいけないのだ!
防護柵を設置した後は、お弁当を食べてホタルの里へ。
神の川の壁岸がコンクリートで覆われているので、ホタルの幼虫がサナギになるための土がありません。
そこで土のうを設置して、サナギになる場所を作ってきました。
この土のう袋には種が埋め込まれていて、水分を含むと発芽します。
植物が芽を出し根を張ると土と根が絡まり、水を多く含んでも土が流れてしまわなくなるそうです。
すごいですね、思いついた人素晴らしい!
これらの土のうをすべて神の川壁岸に設置します。
川の底を見ると、カワニナ(貝の一種)が這った跡があります。
迷路みたいだな☆
チビも水に興味あるようで、棒でパシャパシャ水面をたたいています。
見てて寒いよ〜(笑)
決して良い天候とはいえない中、寒さに凍えながら参加した子供たちも頑張り、作業が終わりました☆
帰りにカマキリの卵発見。
オオカマキリの卵
チョウセンカマキリの卵(?)
なんとなく春が待ち遠しくなったなぁ(*^^)
楽しみだなー♪