本日は小学生を対象として生月の自然観察や農業体験などを行っている「ふるさと探検隊」に参加してきました。
みんな裸足になって、田植えをしましたよ
私は常々頭にあることがあります。
それは、子供たちにいろんな体験をする機会を与えたいということ。
苗を手で植えるなんて今どき非効率だし。
田植え機で植えればいいし。
ってか、農業に興味ないしー。
こんな体験したって無駄じゃね?
なんて正直思ってる大人や子供がいると思います。
政治の世界、はたまた身近な会社でもあると思いますが、机上論のみの政策ってピントがずれてる気がしませんか?
現場からしてみれば「なんでそーなるのっ?!」なんていう指示もあったりします。
私は現場が大好きです。
なぜなら現場を知ってる人間は強いから。
その現場っていったいなんだろう。
それは机上論者からみれば「非効率」の分野です。
すぐに結果はでないし、手間ひまかかるし、かなりの時間を使います。
だけどそこには経験から来る確固たる知識と知恵と感があります。
そこが私の羨むところです。
ならその現場が一番強いのか?
いいえ。
それだけでは生き残れません。
そこにはやはり効率を求めた机上での政策も必要になってくるのです。
要するにどういうことを言いたいのかというと、現場を知っている人間が机上に自分の知識と知恵を持ち込めば最強ということです。
今の子供たちはどちらかというと、すぐに答えを求めがちです。
わからない言葉があると、ネットで調べればすぐにヒットします。
でもネットで調べる前にまず辞書で調べてほしいなんて思うわけです。
わからない言葉を調べているうちに、どんどん違う言葉に目移りしていろんなページを開いているうちに
あれ?何を調べてたんだっけ??
私はそれが重要だと思っています。
辞書の中にはいろんな言葉が並んでて、いろんな意味があって、時がたつのも忘れページをめくる。
目的の言葉を見つける間に、なんて多くの言葉と出会えたんだろう。
その時間は決して無駄ではないはずです。
余談になりましたが、田植えもそう。
田植えって機械で勝手に植えるっちゃろ?
泥に入るなんてキモっ。
面倒くさいからイヤや。
なんて言う子がいたら、
入ったこともないくせして、なんでキモイなんてわかるのさ。
泥に入ってから言おうか(笑)
って言いますよ
現場を知っていると不思議と頭でっかちにならないのです。
しかも子供たちって大人が考えてる以上に、1つのことを体験するうちに五感を使って非常に多くの分野の情報をゲットしています。
彼らはそれを無意識にできるからすごいのですね。
冷たい泥の中に足をそっと入れ、手で数本苗をつかむ。
そのうち感覚だけで苗の本数がわかる。
浅く植えると浮いちゃうよぉ。
アメンボが浮いている。
あ、いまなんか動いた!
誰かが苗を投げて泥が飛んだじゃん!
なんか鳴いてるのなんの声?
今日の田植え体験に限らずふるさとでいろんな体験をした記憶は、子供たちが大きくなってから何かの時にフッと彼らを助けてくれる…そんな気がしてなりません。
なんだかんだでみんなで頑張って田植えも終わり、そのあとはバーベキューで満腹になりました
本日のサプライズ♪今日はなんと「島の館」学芸員のN先生も参加してくださって
「しぇるさん、僕が富永古墳を案内しますよ」
なんて言ってくださったのです
やったー!
神の声やー!
行くのは黄泉の国だけど。
そこで行ってきましたよ!
3度目の正直、いざ富永古墳へ!(`・ω・´)ゞ
報告記事は次回にて