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2010年07月19日

ブログタイトルと記事がまったくもってミスマッチ

最近なんだかまったくボランティアガイドができていません。


ガイド協会員が前から切望していた「ガイドコースの植生調べクローバー」も今週行われるのですが、平日の昼間は仕事があり、それも行くことができません汗


観光客の方から「この花はなんていうの?」と聞かれたときにすぐ答えたいから、この植生調べは是非行きたかったのになぁー。


まぁしょうがない。自分でボチボチ調べていきます黄色い花


このブログはもともと生月をもっと紹介したいということで始めたものですが、肝心の私が日々の所用に追われ生月の情報を得ることができていません。


自分が実際に参加したものや直接調べたものをなるべく載せていきたいので、結果的に生月ネタが書けていないという状況になっています。


ボランティアガイド協会員としてのブログじゃなくて、違うテーマにしようかなぁ。



「ニッチな昼下がり」


とか


「彗星のため息」


みたいな。

ちょっぴりアンニュイ的響きを漂わせて、みたいな。


「おっ!このブログ主は貴婦人なのかっ??」と読者に思わ(違っ!!)




さて。

実は今、私は壮大な計画を練っています。

それは生月に生息する動植物をデータベース化して、いずれネットで公開したいのです。

絶滅危惧種などの貴重種が自生している生月。

そういう生物だけでなく、今普通にそこら辺にいる生物もまとめて「生月生物図鑑」みたいなのがつくれないかと。


生月生物図鑑…生(なま)という字がやたらに目につくね。


「なまづきなまものずかん」とは読みません。(わかってるって)



今現在、生月で撮影した動植物3600枚ほどを、300強の属に分けています。

まだ未分類の画像が800枚ほどあるのでそれを分類したらまだ増えるし、私が撮っていない動植物も多数あります。


これだけを専門にしているわけではなく、仕事や家事の合間にちょこちょこと写真を撮り集めているので、私が生きている間に完璧な形として公開できるのは無理かもしれません。


いや、無理かどうかはやってみなきゃわからない。

それに着手するなら1日でも早い方がいい。



なぁんて言うことはでデカイのですが、DB(データベース)というものを扱ったことがありません。

プログラム自体作ったことないし。

Windows95がでる前にMS-DOSでちょこっと何か作ったような記憶はありますが、昨日の夕飯すら覚えてないのに20年近く前のことを思い出すなんて神業に近いし。


ということで、まっっっっったくの素人です。


そこでDBに関して詳しいブロ友さんのお力を借りながら、いざ魅惑のDBの世界に足を踏み入れようとしているところです。


あさってから夏休みに入るし、なにかと忙しい毎日になりそうですのでブログ記事の間隔が開くかもしれませんが、たまにツイッテはいますのでよろしくお願いしますね(*^ー^)ノ


posted by shell at 20:59 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 島の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年07月15日

自然の美術館・ひらど

本日BluetoothステレオヘッドフォンLBT-HP110C2 を手に入れました。


ドライブ中は携帯スピーカーで(車のカーステが壊れている)、ウォーキング中は有線イヤホンでとLISMOが大活躍の生活をしています。


でもね、有線イヤホン使用中になんとなく不便を感じていました。

私の携帯はAU biblio。

知る人ぞ知る、ニッチ層向け携帯です。


一言でいうと一般ウケしない(笑)


なぜ一般ウケしないのか?




それは使いにくいからドキドキ


コードが絡むということもありますが、この携帯の形状は特殊で縦持ちをすると右手でしか持てません。

横持ちすると両手で持つようになりますが、非現実的。


パッと左手で携帯を持つ癖がある私は、歩きながら右手でちょっと選曲…という行為が非常にやりにくいのです。



でも使いにくいデジモノをいかに自分仕様にするかってことに脳みそがフル回転するので、これはたいしたデメリットではない(笑)

中途半端なタッチパネルがメッチャ萌えます。

Wi-Fiも内蔵しているので、パケット代もただやし。

Bluetoothヘッドフォンを購入したことによってbiblioちゃんにますます愛着わきましたYO音譜


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

biblioとのペアリングも一発でOK。

A2DP(音楽機能)とHSP/HFP(通話機能)両方あるので、音楽を聴いている途中で着信があったとき通話切り替えもできます。

早送りや音量調節などすべて左耳でできるので、携帯本体はバックにいれたままで大丈夫ってのが嬉しいです。

音質もいいし軽量だし、これおススメ。

ただBluetooth通信中はWi-Fi通信が無効になります。認識はしてるみたいだけどね。



そろそろ本題。

平戸市で平戸・生月大橋無料化記念キャンペーン事業として

スケッチ&フォトコンテストが行われますアップ


きたくなる!りたくなる!きたくなる!平戸!

〜自然の美術館・ひらど〜


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 















【応募テーマ】

平戸・生月大橋をはじめとする平戸市内の風景、観光資源またはイベントなどを題材とした作品で未発表作品。


【応募資格】

市内外問わずどなたでも応募可能。(プロは除く)


【応募規定】

・絵画部門
 描画材料は水彩、パステル、クレヨンなどにします。
 用紙の大きさは一般・高校生の部はF6(41cm×32cm)、小・中学生の部は4つ切り
 画用紙(38cm×54cm)とします。
 ※額装はしないでお送り下さい。

・写真部門
 サイズはA4とし、カラー・白黒どちらでも可(インクジェットプリント可)。
 作品は応募者本人が撮影し、著作権を持っている写真に限ります。
 デジタルカメラ撮影の作品についてはデータによる合成加工を施していないもの
 に限ります。

【応募方法】
 応募用紙(コピー可)に必要事項を記入の上、作品の裏側に粘着テープなどで貼り付けて提出して下さい。
 但し、土・日・祝日を除きます(郵送可)。

 なお応募用紙は平戸市ホームページからもダウンロードできます。

 ↑とチラシには書いてあるけど、平戸市HPのどこからダウンロードできるのか見つけることができませんでした   汗

【選考結果】

 応募作品の審査は平成22年11月5日(金)午後1時30分から平戸離島開発総合センター(戸石川町)で行い ます。

なお、審査は公開審査とします。*入賞者には別途お知らせします。


【入賞作品の展示】

11月下旬から市内各地(6箇所)にて展示予定です。

絵画:額装に入れて展示します。

写真:A3サイズの大きさにプリントして厚紙の台紙に貼り展示します。


【応募受付期間】

10月1日(金)〜11月1日(月)


【注意事項】

●応募作品は同一部門で1人2点以内とします。但し、組写真は1組にA4サイズを5点以内で1作品とします。
 

●応募作品は、6月1日〜10月31日までに創作・撮影した絵画、写真共に未発表のもので同一または類似作品が他のコンテストなどに応募および発表される予定のないものに限ります。

●人物が特定される場合は応募者本人が公表の承諾を得た上で応募してください。

●応募規定に違反した場合は審査対象外となる場合があります。

●審査結果についてのお問い合わせにはお答えできません。


●選考中、応募作品の情報について事務局より内容を確認させていただく場合があります。


●応募作品の取り扱いには十分注意しますが、万一の事故(紛失・破損等)について主催者は一切責任を負いません。

●入選作品の所有権、版権、著作権は平戸市に帰属するものとします。※平戸市のPRのためハガキやカレンダーなどに使用する場合があります。

ー絵画ー

 

●応募された作品の返却は希望者のみ行います。返送希望の方は返送料金1,000円を添えてご応募下さい。

●応募された作品の返却は原則行いません。

ー写真ー


●写真部門の入選作品については原版(ポジ又はネガフィルム、デジタルの場合は2MG以上のJPEGデータをCD-ROMなどで)を提出してもらいます。(但し返却はいたしません)

【入賞・表彰】


・絵画部門(一般・高校生の部)
 グランプリ(1点):賞状・副賞(8万円)
 優秀賞(2点):賞状・副賞(3万円)

・絵画部門(小・中学生の部)
 グランプリ(1点):賞状・副賞(1万円相当図書券)
 優秀賞(2点):賞状・副賞(5千円相当図書券)

・写真部門
 グランプリ(1点):賞状・副賞(8万円)
 優秀賞(2点):賞状・副賞(3万円)

※その他各部門に入賞・入選多数あり

【表彰】

11月27日(土)開催予定

【応募・お問い合わせ先】
 平戸・生月大橋無料化記念キャンペーン事業実行委員会事務局
 〒859-5192 長崎県平戸市岩の上町1508番地3 平戸市役所総務部企画課内

 TEL:0950-22-4111
E-mail kyodo@city.hirado.lg.jp

URL http://www.city.hirado.nagasaki.jp/



全国の方が応募可能ですよー合格

ぜひぜひこの機会に平戸を訪れて、平戸の空気を胸いっぱい吸いながらまずは貴方の心のシャッターで平戸の景色を写してみませんか?


それを自由な感性で表現してみてくださいありがちなキラキラ


もちろん私も応募します(*^^)


posted by shell at 00:34 | 長崎 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 島の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年06月17日

磯の宝物たち

先日、ふるさと探検隊で磯の生物観察に出かけてきました。



風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


パッと見なにもいないようですが、よーく探すといろんな命がうごめいていましたよ。


私が大好きなクモヒトデの仲間やナマコの仲間もいて、写真もたくさん撮りました。

でも彼らをアップしたい気持ちをぐっと抑えて、今回紹介したい生き物たちはこれ!!



フグ目 ハリセンボン科 ハリセンボン

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

あっぷあっぷ泡あぷぷ泡あせる


いやぁ、これはたまりませんウキャ

こんなキュートな生物がいたのね!


空気をお腹いっぱい吸い込んだハリセンボンはボールのようにパンパンに膨れあがり、たらいに放しても浮力でお腹が上に向いてしまい、泳げません。


はっ!

もしかしてハリセンボンってやつは海中で敵に出会ったとき、ぷぅっと膨れて驚かすんじゃなくて、

ものすごい勢いで海面に浮上することで驚かすのか?!



なぁんて考えが一瞬頭をよぎったのですが、それはないないバイバイバイバイ


海中では海水を吸い込むので、そのまま海中にとどまります。

これは空気を吸い込んでいるので、プカプカ浮いちゃっているのです。


ハリセンボンが泳ぐ様子を防水デジカメで撮りましたのでご覧ください。






次に紹介するのはこれ。

スギノハウミウシ目 メリべウミウシ科 ヒメメリベウミウシ
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


いやはやなんとも不思議な格好をしています。

頭の部分にある大きな逆さ頭巾みたいなのが口です。

口をもわぁ〜〜んと大きく開けて、ここからプランクトンや小さな魚などを食べます…?

呑みこみます?

吸い込みます?

なんかウルトラマン怪獣シリーズのカネゴンに似てる…


次はこれ。

多岐腸目 ヒラムシ類
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

↑これは幼生かな?

よーく見ると、プラナリアに似ています。


ヒラムシは姿かたちはウミウシに似ていますが、ウミウシは軟体動物。

ヒラムシは扁形動物で、全く違う生き物です。


軟体動物は貝、イカ、タコなどが含まれます。

巻貝から進化しているウミウシは、イカ・タコの方が近いんですね。


扁形動物にはプラナリアやサナダムシがいます。

どうりでプラナリアに似ているはずだ〜まったり


ではヒラムシが泳ぐ姿をどうぞ。

ひらりひらりと泳ぐ姿に品があります。

学生時代に民俗舞踊団サークルに入っていたのですが、メヒコ(メキシコ)の踊りの女性がこのようにスカートをひらりひらりさせて踊ったのを思い出しました。





続いてはこれ。

盤足目 ソデボラ科 マガキガイ
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 
 

きょろきょろ…sei

こっそりと辺りを伺っています。


実はこの後、びっくりするようなことが起こって思わず貝を落としてしまいました。

中から固いギザギザの歯のようなもの(蓋?)がグルンと高速で飛び出てきて、私の親指を刺したのです。


はっ!

まさかイモガイ…?!WARNING

そういやぁイモガイに似てる!


イモガイはかなり強烈な神経毒を持っていて、魚はもちろん人が刺されても死に至るケースがあります。

これが生月の海にいたら大変です!


でも落ち着いてよーく見たら、飛び出てきた固いギザギザは毒を注入するような形ではなかったし、出てくる場所も違いました。


帰ってからすぐに調べたら、イモガイではなくイモガイに擬態したマガキガイという種類ということがわかり、一安心です。


その様子をどぞ。



2時間くらい磯にいましたが、たっくさんの生き物を観察できました。

これからゆっくりと名前を調べていきますスマイルくん




posted by shell at 22:06 | 長崎 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 島の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年05月15日

人より脅威



今日の生月島はとてもいいお天気。

こんな日は生月島1周ドライブがおススメですアップ


20分で終わるけど。うん。



私も外に出ていろいろな生物観察をしたくてうずうずしているのですが、最近の休日は溜まったPC仕事を片付けるので精いっぱいなので、なかなか時間に余裕がありません。


だからこうしてブログで遊んでますakn (←自分に甘い委員会代表)


先月撮った写真ですがこれはツワブキです。


キク科ツワブキ属
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

生月島内にはあちらこちらにツワブキがみられます。

近隣地域でも美味いと評判らしく、他県からもツワブキに採りに来ているようです。


自分が食べる分だけツワブキを採るなら大したことはないのですが、根こそぎどっさり持って行ってしまう人や業者が販売用に採ってしまったり、1人が採る量が少なくても100人採ればかなりの量になるという風に、サンセットウェイのツワブキが荒らされてしまっている状態です。


ふるさと探検隊と生月自然の会で、サンセットウェイの各所にこんな看板も設置しました。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


でもね、この看板どうも効果を発していないようです(苦笑)


以前他県ナンバーの方が私有地に入ってツワブキ採りをしていたので、私が声をかけると

「ツワ採ってよかって看板あったよ」

と返事が返ってきました。


たはは汗

ツワブキ採りの字だけはっきりとわかるので、ツワ採り許可地域看板と思ったらしい(爆)


ついこの間も様子を見にサンセットウェイを走っていたのですが、道路の様子がどうも違うことに気付きました。



風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

ツワブキ採りで荒らされている以上の光景ですよこれ!ドンッ


これはイノシシの仕業です。

こんな風にサンセットウェイの道脇が掘られているのです。


以前この道で走っていたらイノシシが突然脇から出てきてしばらく並走したことがありました。

推定体重70Kgくらいかな。

ちょうど御崎から橋に向かう方向の、鷹の巣トンネルの手前あたりです。


いやーびっくりしましたよ!

100メートルくらい並走したでしょうか。

最初はブレーキ踏んだものの、必死に走るイノシシを横目に地味にアクセル踏んでいる自分がいました(笑)


そのうち時速40Kmで走行していた私の車を追い越して前を横切り、脇の山へ入って行きました。



…妙な敗北感…



ちなみにこれ、イノシシの抜け毛です。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

パッと見、人の髪の毛かと思いました叫び

またこれを発見したのが夜の神ノ川流域だったので、見た瞬間サスペンス事件の匂いがしましたよ!


実際はイノシシの匂いだったけど。


イノシシが川に水浴びにきて、体を地面にこすりつけて抜けた毛だろうということでしたが、何度見ても人の髪の毛みたい…


川のそばで誰か床屋さんしたかも。という説も消えてはいません。(誰もせんしっ!DASH!



生月島の自然破壊は急速に進んでいると、実感することが最近多いです。

どうしたらいいんだろう。


それにはまず、身近にある自然を知ること。

急ピッチで急がないといけないけど、まずはそれからです。


posted by shell at 11:23 | 長崎 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 島の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年05月03日

富永古墳A

N先生の車に乗り込み、シーサイドビューをドライブとシャレること10分船車


3度めの富永古墳に着きました。


さぁ、今日こそ石室を発見するぞ!

人に聞いても「えっ?すぐわかるよ?」としか返事が返ってこず。

「私が行った時は無かったもんシラー」なんて小さな声で虚しく言い返すしか出来なかった日々はこれで終わりだー!!


あぁ…長かった…。

期待に胸が高鳴ります音譜




N先生を盾にガサガサと藪の中を突撃開始!


バチンドンッ(木の枝がはね返り体に当たる音)

ガササ!!(葉をかき分ける音)

アイテテテテドンッ(ツルが足に引っ掛かり、思わず手をつく音)


N先生「しぇ、しぇるさん大丈夫ですか?あせる



はい、大丈夫です。ってかN先生の方が大丈夫ですか?


巨体の後ろで私はまったく無傷ですが、バチンバチン木の枝のパンチをあびながらツルに足をとられ、転びそうになりながらも段差を登るN先生の息が切れてます。


センセーさすが黄泉の世界への道は厳しいですね!



藪に入って5秒後。


N先生「はい、ここです」






!?




N先生「ここが富永古墳の石室です。今は天井石が外れているので、部屋の部分だけが確認できます。」



前回自分で来た時、ここ見たよ!

まさかここが石室だとは思わなかったー叫びDASH!



石室の内部から撮った出入り口です。

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

石壁の高さは高いところで1メートル強くらいでしょうか。

当時の古墳人の身長がどのくらいあったかはわかりませんが、私くらい(158センチ)だとすると、少しかがみながら通ったと予想されます。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



当時の人々は、ここにお宝を置くためにどんな気持ちで石を積んだのでしょうか。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



石室内部から上空を見上げました。
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

かつては天井石があり漆黒の闇であったろうこの空間にも、今は木漏れ日が差し込んでいます。




この石は平べったいという形状からすると、外れた天井石の可能性があるようです。
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



石という丈夫な材料で部屋を作り、そこに宝を置く。

大事な存在、守らなければならないものというものが古墳時代の生月人にもあったのですね。



今回富永古墳の石室を目の前にして私が驚いたのは、生月島は日本のガラパゴスではなかったということ。


日本本土とは2つの海峡で遮られているこの生月で、当時の人々が石室を作ったということ。

そういう知恵や技術はどこから来たのか。

流れの速い海峡は、当時の人々にとって情報が流通する障害ではなかったのか?




縄文〜弥生〜古墳…


現代人が考えている以上に、バイタリティ溢れる人たちが日本に住んでいたのかもしれませんね。



私たちは「ヒトは進化してきている」と思い込んでいますが、実は退化してきているのではないか。


古ければ古いほどの遺跡を知るたびにそう感じるときがあります。


現代人は道具を器用に扱えるという技術は長けていますが、体一つで大自然にポンと投げ出されたときに生き延びていく力というものがあるかどうか・・・。


「自分に潜在する力」を感じ取る能力は、古代人の方が長けていたと確信しています。



富永古墳。

そこは太古へのタイムマシンの乗降口でした。


N先生、ありがとうございました!


posted by shell at 07:49 | 長崎 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 島の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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