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2010年06月07日

河童の鳴き声の正体?

昨日、新しい野鳥図鑑を買いましたsei




野鳥図鑑 鳴き声と羽根でわかる/著者不明



¥1,680

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私はフィールドワークの時に図鑑を持ち歩きたい派なので、どうしても選ぶ図鑑はポケットサイズになります。




この図鑑は17cm(縦)×13cm(横)、幅も1.5cmくらいなので、リュックに入る大きさで問題なし。


掲載野鳥数は144種類。


野鳥図鑑としては少ないほうです。




今私が愛用しているこの図鑑↓でも700種類。


ポケット版 学研の図鑑〈5〉鳥 (学研の図鑑 (5))/小宮 輝之



¥1,008

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これでも収録数が足りないと感じるくらいなのですが、なぜ野鳥図鑑 鳴き声と羽根でわかる/著者不明
を買ったか。


それはですね、鳴き声QRコードが付いてたからですキャー




調べたい鳥の画像や説明だけでなく、携帯でQRコードを読み取れば鳴き声まで聞けちゃうのです!


これは素晴らしい!!




鳴き声だけ聞こえて姿は見えず…という野鳥は多くいます。


目が悪い私はみんなが「ほら、あそこいたいた!」と言っても見つけることができませんもうだめぽ




そういうとき、鳴き声を頼りに調べられるこの本はありがたい。


フィールドワークで活躍してくれそうです音譜




今私の携帯から、キジバトが鳴いてたりコサギが鳴いてたりしますフラミンゴ


庭でフクロウの鳴き声をリアルで聞けたりもしますフクロウ

あ、タヌキのケンカだたぬきドンッたぬきたぬき




あぁなんて素敵な環境なんだろ…らぶ1






話は変わりますが、みなさんは怪鳥鵺(ヌエ)の鳴き声をご存知ですか?




夜になると森の中からどこからともなく不気味な鳴き声が…。


古くは古事記や万葉集にも登場し、不吉な凶鳥として気味悪がられていました。




実はその声の正体はトラツグミと言われています。


体全体がトラ柄のツグミということで、こういう名前がつきました。





あ、それと河童の鳴き声もご存知ですか?


「ヒョーヒョー」とか「ヒューヒュー」などと鳴くと言われています。


そのため九州地方では、河童を別の名で「ヒョーヒョードン」とか「ヒヨヒヨドン」などと呼ばれていたりもします。


「ヒョースベ」もここからきたとかこないとか。






私も10年前くらいのある夏の夜…ここ生月で不気味な鳴き声を耳にしました。




「ヒョ〜…ヒョ〜…」


か細く響き渡る不気味な声…。







これが河童の鳴き声か!!叫び


なんて当時は思いました(笑)


コサギやアオサギの「ギャー!!」もかなり心臓飛び出ますが、この「ヒョ〜」もかなり気持ち悪かった。






鳴き声の表現が似ていることから、鵺だけでなく河童の鳴き声の正体もトラツグミっぽいですねぇ。





では古(いにしえ)の物の怪と思われていた鳴き声をどぞ。







うぅぅぅ〜…不気味やぁ〜…ガクブル


夏の夜にこの声はベストマッチ!グッド!
完璧です!


でも最近はトラツグミの声を聞きません。

鵺も河童もいなくなってしまったのかな…ほろり


posted by shell at 22:31 | 長崎 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 精霊・妖怪探し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年05月19日

河童潜伏か【方倉神社】

霧雨が生月島を覆うようなこんな日は、方倉(ほうくら)神社を紹介しようと思います。



生月の方からは「方倉さん」と呼ばれている方倉神社へは、御崎方面からのアクセスがオススメです。
大バエ灯台を観光した後、来た道を戻ると右手に塩俵の断崖が見えてきて
それから少し走ると道が二手に分かれます。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

右に曲がって海を見下ろしながら走るとすぐ赤い屋根が見えてきます。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

これが方倉神社です。

実はこの方倉神社、河童を祀っています。
そう、あの河童かっぱ


日本全国津々浦々、河童に関する言い伝えや河童目撃談などあげればきりがないでしょう。
ここ生月も河童にまつわるお話があり、年配の方に伺えば「河童が家に来たことがある」とか「河童から牛にいたずらされた」など、いろいろ面白い話を聞くことができます。

ただ生月では、近隣地域と違って河童を妖怪としてではなく、水の神として扱っているように感じます。


まぁそういう話はとりあえずおいといて、車から降りて方倉神社に向かいましょう。

暗くてよくわかりませんが、宝倉水天宮と書いてあります。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

「宝の倉かぁ…。」
なにやら意味深な響きを頭の中で反芻しながら歩みを進めると、下方に石段があります。

この石段は整備されていないので、滑りやすく危険です。
ピンヒールなんかで降りると無傷で帰って来れなくなりそうな場所ですので、気を付けてください。

石段を降りてすぐ、目の前に大きなハマウドがデンっと立ちふさがっていました。


セリ科シシウド属ハマウド
風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

「ここを通るのなら私を倒してから行…!?

 ちょっ待っ!話を聞けって!! アタシが今しゃべってんじゃん!
 あぁ〜いともやすやすと〜あせる

 ちっ。今日のところは勘弁してやろう」
 

Twitter by ハマウド



石段を降りると池があります。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

ここは海水と真水が入り混じっている池で、静かに覗き込むと混じり合おうとしている水流を見ることができます。

ここには99匹の河童が棲んでいるといわれ、どんなに嵐の日でも池の中に小石が転がり込まないそうです。
それは海岸から池に転がり落ちた石を河童たちがまた拾い上げるからだといわれています。


実はこの池にはウナギが棲んでいて、生月の人たちはこのウナギを河童の化身としています。

食べたら罰があたるそうで。


確かにウナギが生息しているようですが、見たことがありません。

もし本当に河童の化身なら、ずっと見張っていればシッポを出すはずです。


ウナギの頭にちっちゃな皿があったりして。

色が河童色??


などと妄想が妄想を呼びます。

ちなみに私のキャッチコピーは


『留まる事を知らない妄想力!

 招かれざる来訪者しぇる!!』


だからね(笑)

こちらで遊べます♪

キャッチコピったー!



実はここのウナギはスルメが好きだそうで、ここだけの話、以前スルメを池に浸したことがありました。


「こいこい〜ラブラブウナギちゃん出ておいでー音譜



……しーん…


見事にさびしい女の図が展開されるの巻がっくり


ますます会いたい!

今度は水の中から攻めてみました。



風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

ぷくぷくぷく…泡



風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 



いない…。


ま、ね、そう簡単に見つかるはずがないですよね、ん。


いつか河童の姿をしたウナギ…否、ウナギの姿をした河童に逢いたいですねぇがんばる





posted by shell at 07:16 | 長崎 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | 精霊・妖怪探し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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