ちびっこ史跡調査隊
深海水族館
今年の年末年始は静岡で過ごし、きもかわ生物満載の深海水族館行ってきました!
いたいた
オウムガイ
ダイオウグソクムシ
世界で唯一ここだけにある冷凍シーラカンス
ウミサソリ(今は生きてません)
館内のショップでこんな本も購入。
深海生物―奇妙で楽しいいきもの -
うほほっ!これはいい!
DVDが付いていて、深海をうごめくいきものたちを観ることができます。
深海は怖い。暗くて息苦しくて。
そこは地球の陸と空を闊歩している人間が住むことが出来ない場所。
そんな過酷な環境下で生きている彼らたちにとても惹かれます。
彼らの姿はとても奇妙なものに映るけど、彼らから見たら人間だって十分に奇妙な生き物。
深海魚たちよ、よーく知りたいからその姿をもっと見せておくれ。
のみの心臓
あ!
お食事中の方、哺乳類以外の生き物に嫌悪感をいだく方は
この先見ないでくださいね!
見ないでと言ったのに見てしまって、「ぎょえってなったやんか!」と文句言われても
「あらぁ、お気の毒に…」としか言えません。
そういえば生月にも「のみの心臓」という劇団がありますねぇ。
私も1回だけわがままを言って出演させていただきました。ナレーター役でね
その「のみの心臓」どれだけ頼りないのでしょうか。
実はですね、なんとですね、のみの心臓を見つけたのですよ!!
じゃじゃーん!
肉眼で1ミリ〜1、5ミリくらいのノミを100倍したものです。
さぁて、心臓はどこにあるかしら。
ここだ!!
…ってこれじゃわかんねー!(笑)
400倍で見たものです。
実際はトクントクンと動いていたので「あ、これが心臓か」とわかったのですが、
静止画ではよくわかりませんねぇ。
動いていた辺りを赤丸で囲んでみました。これは第2関節の付け根あたりです。
やっぱり心臓は胸辺りにあるのねぇ。
小さいなりにとくん!とくん!としっかり動いていました(*^_^*)
なんで「度胸がなく頼りない」とか「気が弱い」などの意味を持ってしまったのでしょうね。
「とても小さい」という意味ならわかるのですが。
いつかまた見ることができるのなら、次はぜひ動画を撮ってみたいものです。
あ。なんか痒っ。
かゆなってきた…。
ごめんなさい。
このブログ見てる方、いま多分体のどこかを掻いてると思う(笑)
だから見るなっていったじゃん〜
愛すべききもかわ生物
世の中にはいろんな生き物がいますねぇ
へんてこりんな格好だったり、意味不明な能力を持ってたり。
私は小さいころから生き物が大好きで、大学では遺伝育種を学びました。
いろんな生き物たちのいろんな習性や能力を知れば知るほど、わが身を振り返ってしまいます。
「生き残る」ということに関して、ヒトは案外弱い生き物なのかもしれませんね。
生物的にもともとが弱いんだから、強がる必要はないのにね…。
私たちはさ、ほかの生き物にもっと目を向けてさ、いろんな生き方を学んでさ、せっかく進化した脳みそを本来使うべき方向へさ、使うべきなんじゃないのかぃードーン
なんか赤提灯でだぁれも聞いてないのに1人熱く語ってる酔っ払いのようですが(笑)、社会に出て研究から離れてしまっても生物のいろんな能力に虜になっているのは変わりません。
そんな中、私のアンテナが反応してしまうのはきもかわ生物。
ずばり!
きもくてかわいい生き物です(笑)
普通に可愛い生き物は普通に興味があります。
きもかわ生物は異常に興味があります!(爆)
生月島を大切にしなければならないと思ったのも、実はこれの発見がきっかけだったのです
プラナリア。
ご存知の方もいるでしょう。
水棲生物をペットとして飼っていらっしゃる方には、頭を悩ませる存在かもしれません。
かわいいお目目があるからその先が口と思いきや、お腹から管が出て獲物に吸いつくという行動はかなり破天荒です(笑)
意表を突かれます!
脳を持つ動物としては原始的な立ち位置でありながら、非常に高度な再生能力はとてもマネできるものではありません。
プラナリアの体を2つに切ると、2匹になります。
3つに切ると3匹になります。
切り方によっては双頭のプラナリアになったり、双尾のプラナリアになったりします。
↑プラナリアの体をまず真ん中で切って、その切り口に縦に切り込みを入れたところです。
↑その二日後には再生して切り込みはくっついてしまいました。
完全に再生するまで数日という、非常に早いペースです
これと生月を大切にするというのは、どういう関係が?
実はこのプラナリア、切断など物理的に受けるダメージにはめっぽう強いのですが、水質の変化などにはめっぽう弱いのです。
プラナリアは清流にしか棲めず、水質汚染の指標生物に指定されています。
金属イオンに弱く、井戸水で飼育していたら死んでしまいました。
カッターナイフで切断した時も、もたもたして切ってたら白く溶けてしまいました。
すなわち野生のプラナリアがいるということは、水が綺麗ということなのです。
生活排水が流れ込むような河川では、プラナリアは棲むことができないのです。
観光客の方たちは生月島の印象として「自然がいっぱいですねぇ!」とおっしゃいます。
きれいな水にしか生きられない生物が確認できるうちは、本当に自然豊かな島と胸を張って言えます。
でも生月島の自浄能力が落ちてきて、私たちの意識も低いままだったら……
ここの自然はフェイクになってしまいます。
まずは私たちここに住んでいる者が、生月島の持ってる本当の力に目を向けなければ。
そんな思いでプラナリアをスケッチしてたら、劇画風になっちゃった( ̄□ ̄;)!!