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2020年05月05日

ちびっこ史跡調査隊

GWに入ったばかりの5月3日、ちびっこ史跡調査隊(勝手に私が命名。メンバーは随時入れ替わり)とともに、生月島内の史跡巡りに行ってきました。

出発は午後1時。メンバーは3人。昼まで大雨だったので、河童…否、合羽と長靴を装着!

しかし昼からいいお天気になったので、傘も合羽もいらず。長靴をカポカポいわせながら、町内廻りました。

目的は舘浦地区の生月新四国霊場3ヶ所と、御崎の弥八様。

※遺跡や史跡については随時YouTubeアップしていきます。やっと見つけた弥八様もアップは数か月先になるかと思います。すいません。
生月のニッチなところを知りたい方は⇒Shellfreeチャンネル


今回は史跡調査しながら磯の生き物観察もしてきました👀

ここは大バエ灯台から鯨島(けじま)に向かって降りる小道。

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大バエ灯台の下の崖は壮大!足元は岩棚になっています。

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いろいろな生き物がいました。

イソガニ
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赤っぽい海藻。ただいま同定中。
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ヨロイイソギンチャク
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イソスジエビ
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ヒザラガイ。生月の年配の人たちはクズマともいうらしい。
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カメノテ
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数点観察をしましたが、ヒトデが全くいないことに驚きました。
イソギンチャクの種類も生月の東海岸側と違いますね。

生息域の違いなのか、生き物が減っているという状況なのか…。



ちびっこたちはウンチクをたれる私を上手にスルーしながら(笑)、大はしゃぎして楽しんでくれたので良かったかな💕

また行こう!!


撮影:ちびっこたち
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posted by shell at 11:27 | 長崎 🌁 | Comment(0) | きもかわ生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年01月06日

深海水族館

皆様、あっという間に新年が明けてました、おめでとうございます。

今年の年末年始は静岡で過ごし、きもかわ生物満載の深海水族館行ってきました!


いたいた


オウムガイ

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ダイオウグソクムシ

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世界で唯一ここだけにある冷凍シーラカンス

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ウミサソリ(今は生きてません)

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館内のショップでこんな本も購入。

深海生物―奇妙で楽しいいきもの -
深海生物―奇妙で楽しいいきもの -


うほほっ!これはいい!
DVDが付いていて、深海をうごめくいきものたちを観ることができます。



深海は怖い。暗くて息苦しくて。

そこは地球の陸と空を闊歩している人間が住むことが出来ない場所。

そんな過酷な環境下で生きている彼らたちにとても惹かれます。

彼らの姿はとても奇妙なものに映るけど、彼らから見たら人間だって十分に奇妙な生き物。

深海魚たちよ、よーく知りたいからその姿をもっと見せておくれ。







posted by shell at 22:01 | 長崎 ☀ | Comment(0) | きもかわ生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年08月06日

のみの心臓

非常に度胸がなく頼りない、気が弱い、肝が小さいなどのことを「のみの心臓」と言ったりします。

あ!
お食事中の方、哺乳類以外の生き物に嫌悪感をいだく方は
この先見ないでくださいね!


見ないでと言ったのに見てしまって、「ぎょえってなったやんか!」と文句言われても
「あらぁ、お気の毒に…」としか言えません。

そういえば生月にも「のみの心臓」という劇団がありますねぇ。
私も1回だけわがままを言って出演させていただきました。ナレーター役でねグッド(上向き矢印)

その「のみの心臓」どれだけ頼りないのでしょうか。
実はですね、なんとですね、のみの心臓を見つけたのですよ!!




じゃじゃーん!
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肉眼で1ミリ〜1、5ミリくらいのノミを100倍したものです。

さぁて、心臓はどこにあるかしら。



ここだ!!
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…ってこれじゃわかんねー!(笑)

400倍で見たものです。
実際はトクントクンと動いていたので「あ、これが心臓か」とわかったのですが、
静止画ではよくわかりませんねぇ。
動いていた辺りを赤丸で囲んでみました。これは第2関節の付け根あたりです。
やっぱり心臓は胸辺りにあるのねぇ。

小さいなりにとくん!とくん!としっかり動いていました(*^_^*)

なんで「度胸がなく頼りない」とか「気が弱い」などの意味を持ってしまったのでしょうね。
「とても小さい」という意味ならわかるのですが。

いつかまた見ることができるのなら、次はぜひ動画を撮ってみたいものです。



あ。なんか痒っ。
かゆなってきた…。


ごめんなさい。
このブログ見てる方、いま多分体のどこかを掻いてると思う(笑)

だから見るなっていったじゃん〜たらーっ(汗)





posted by shell at 22:05 | 長崎 ☀ | Comment(0) | きもかわ生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年03月10日

愛すべききもかわ生物

世の中にはいろんな生き物がいますねぇ合格

へんてこりんな格好だったり、意味不明な能力を持ってたり。



私は小さいころから生き物が大好きで、大学では遺伝育種を学びました。
いろんな生き物たちのいろんな習性や能力を知れば知るほど、わが身を振り返ってしまいます。


「生き残る」ということに関して、ヒトは案外弱い生き物なのかもしれませんね。


生物的にもともとが弱いんだから、強がる必要はないのにね…。


私たちはさ、ほかの生き物にもっと目を向けてさ、いろんな生き方を学んでさ、せっかく進化した脳みそを本来使うべき方向へさ、使うべきなんじゃないのかぃー!!ドーンドンッ


なんか赤提灯でだぁれも聞いてないのに1人熱く語ってる酔っ払いお酒のようですが(笑)、社会に出て研究から離れてしまっても生物のいろんな能力に虜になっているのは変わりません。


そんな中、私のアンテナが反応してしまうのはきもかわ生物。



ずばり!


きもくてかわいい生き物です(笑)



普通に可愛い生き物は普通に興味があります。

きもかわ生物は異常に興味があります!(爆)


生月島を大切にしなければならないと思ったのも、実はこれの発見がきっかけだったのですニコニコ


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

プラナリア。
ご存知の方もいるでしょう。
水棲生物をペットとして飼っていらっしゃる方には、頭を悩ませる存在かもしれません。

かわいいお目目があるからその先が口と思いきや、お腹から管が出て獲物に吸いつくという行動はかなり破天荒です(笑)

意表を突かれます!


脳を持つ動物としては原始的な立ち位置でありながら、非常に高度な再生能力はとてもマネできるものではありません。

プラナリアの体を2つに切ると、2匹になります。
3つに切ると3匹になります。
切り方によっては双頭のプラナリアになったり、双尾のプラナリアになったりします。


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 

 

↑プラナリアの体をまず真ん中で切って、その切り口に縦に切り込みを入れたところです。



風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


↑その二日後には再生して切り込みはくっついてしまいました。

完全に再生するまで数日という、非常に早いペースです叫びアップ




これと生月を大切にするというのは、どういう関係が?



実はこのプラナリア、切断など物理的に受けるダメージにはめっぽう強いのですが、水質の変化などにはめっぽう弱いのです。


プラナリアは清流にしか棲めず、水質汚染の指標生物に指定されています。


金属イオンに弱く、井戸水で飼育していたら死んでしまいました。
カッターナイフで切断した時も、もたもたして切ってたら白く溶けてしまいました。


すなわち野生のプラナリアがいるということは、水が綺麗ということなのです。

生活排水が流れ込むような河川では、プラナリアは棲むことができないのです。


観光客の方たちは生月島の印象として「自然がいっぱいですねぇ!」とおっしゃいます。


きれいな水にしか生きられない生物が確認できるうちは、本当に自然豊かな島と胸を張って言えます。


でも生月島の自浄能力が落ちてきて、私たちの意識も低いままだったら……



ここの自然はフェイクになってしまいます。


まずは私たちここに住んでいる者が、生月島の持ってる本当の力に目を向けなければ。



そんな思いでプラナリアをスケッチしてたら、劇画風になっちゃった( ̄□ ̄;)!! 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


風と信仰を紡ぐ島【生月ikitsuki】 


ペタしてね


posted by shell at 22:54 | 長崎 ☁ | Comment(0) | きもかわ生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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