先日、生月ガイドをさせていただいたお客様から教えていただいた「蟲師」。
えっ。どんなガイドしたら蟲師がでてくるの?って思ったでしょ?(笑)
ここ数年、河童ネタを封印していたのですが話の流れで「生月には河童がいてね、かろうじて神または神の使いの地位を保っています」なんて話になってね、
そこから「妖怪ウォッチはなんだかちと違うと思うのですよ」「ガイドさんにとって妖怪って?」みたいな流れから蟲師の存在を教えていただきました。
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ガイドから帰って、早速アニメの方を観てみたんだけど…
何だ!この世界観!!
蟲といっても、昆虫や動植物、微生物などという生き物とは違って、もっと命の原生に近いモノのことを言います。
それは人によって見えたり見えなかったり。
この蟲はたいていはそこにいるだけなのですが、時に人に悪影響を与える時があり、蟲師である主人公ギンコが蟲が起こす妖しき現象を解決しながら旅をするお話です。
蟲師は陰陽師となんか似てますよねぇ。
蟲師は蟲の存在を否定せず、人との共生を導いていきます。
陰陽師も、オニ(物の怪)を追い払ったりはしますが、その存在を否定するものではないですものね。
私は妖怪・精霊の存在を信じているのでこの世界観にすんなり入り込めたのですが、こんな表現しにくい世界をよく表現したなぁ!ということにひどく感銘を受けました。
妖怪や精霊、幽霊はよく一緒のように思われがちですが、それらが生きてる世界はそれぞれ全く違うと思うのよね。
私なりの解釈ですが、一番人間臭いのが幽霊。
そして人間ありきで存在できるのが妖怪。
人間がいようがいまいが、そこにいるのが精霊。
蟲という存在は精霊に近いのかな、と思いました。
そしてそれは精霊よりもはるかに命の源に近いもの。
これは不思議なことだらけのお話です。
なぜ?どうして?なんでこうなるの?と解明しないと気が済まない人には、退屈な作品とうつるでしょう。
世の中には黒、白い以外に灰色もあって、その灰色にも濃い灰色・薄い灰色があって、そして灰色たちの存在を許せる人にはオススメです。
ここ数日蟲師を観てるんだけど、ふと気付きました。これ観ると癒やされる〜
なぜだか疲れがとれるのよねぇ
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